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AkiFXさんが2億円の損切
色々と思う事があって【2億損切】しました🙂
暫くお休みさせてもらいます!ここ半月で一度だけ大勝負(ヒントは今朝4:49のツイート)をしますが、勝っても負けても桜🌸が咲く頃には戻ってきます💪皆さん僕の事を忘れないで下さいね🙂リプが返せず途中で途切れてしまった方申し訳ありません。 pic.twitter.com/7OwBXTFfeq
— Aki@FX 2億の損切で一旦墓場へ (@aki_fx1) 2019年2月27日
2017年からトレードを公開していたAkiFXさんですが、 2018年はポンド円で1.1億の損切から復活し、5億を稼いだ方です。
今回は彼のトレード方法から、何故そこまでリスクを取ってしまったか、彼の危険なトレードや手法について考察していきましょう。
Akiさんの経歴
Akiさんは音楽大学に通っていたようで、大学四年生の時期に、交響楽団などに就職するなら、他に収益源が無いかと探していたところ、当時流行していた株のデイトレを始めたそうです。
株式投資をするも、JALなどの上場廃止銘柄に当たって退場してしまいました。そこからゼロになるリスクが少ないFXに興味を持ち始めたそうです。
また、Akiさんは専業FXトレーダーではなく、家庭教師派遣会社の経営をしている社長さんだそうです。これだけでもかなりの収入がありそうですね。
2019~2020年のAkiさんの近況
2019年にAkiさんはオンラインサロンを始めたようですが、自分の手法に価値は無いと感じ、どこかで中止してしまったようです。その際に返金を希望されている方には返金も行ったとの事です。2020年の今期にはコロナショックによりマイナス5000万円となってしまい、YouTubeの更新も止まりましたが、また再開を始めたようです。
また、最近になりビットコインやリップルといった仮想通貨もトレードしているようです。
Akiさんのトレード手法は?
AkiさんのYouTube生配信を見ると、使用しているインジケーターは移動平均線のみです。
5日、25日、75日移動平均線を使用しており、トレンドラインを引いたりし、抵抗を意識してトレードをしているようです。
取引スタイルはスキャルからスイングまで幅広く行っているようです。
複数のチャートを見ながら全体を見て取引しているという印象を持ちました。
口座はGMOクリック証券を使用していましたが、2020年頃からはヒロセ通商を使用しているようです。資金量が多い場合は国内口座でも十分だとは思いますが、結局ロットを上げてしまえば海外だろうとあまり変わりはありませんね。
※追記
Akiさんの手法の流れはまず日足のトレンドの方向性を決める事、買いか売りのどちら側で攻めればリスクが少ないか決めておき、サポートラインを引いたりし、リスクの少ない方にエントリーしていくようです。
また、生配信では見ている人が楽しめるように、利益が乗ったらすぐに利確する、入れそうなタイミングがあったらバンバン入るとの事です。
スキャルピングは大体3Pipsで利確するとの事です。
コロナショック後は大損して収益は4億前半まで減少し、1億円は月3%、増年1.3倍を目標に長期投資をするようです。
残り5000万円はライブ配信で全ての履歴を公開するとの事です。
AkiさんがGBPJPY(ポンド円)で失敗した理由
1月頃にはポンド円で1800万円の利益を上げ、決済していたようです。
この時のツイートがこちら。
ポンド円決済+1800万
ユーロ円Sから乗り換えた分。先週末ユロ円で-1800万の損切だったのでこれでユロ円Sを建値決済できたのと同じ分は取り戻せた。ユロ円だったら現在値であと20pips下がらないと建値ではないので一応と成功と言っていいのかな。もうポンドは採決前は触りません💪 pic.twitter.com/yUSaleuzp0— Aki@FX 2億の損切で一旦墓場へ (@aki_fx1) 2019年1月14日
この時恐らく1月11日に139.423で売りエントリーを行い、三日後に60Pips程の利確をしています。Akiさん自身も長い目で見たらリスクが高いと言っていたように、長期的にはこの時点で上がる事を予測していたと思われます。ただ、目先のレジスタンスラインで一度短期で売りを入れたという事でしょう。
その後もポン円をスキャルで稼いでいくと発言したものの、売り目線で大きく勝負に出てしまったようです。
やば💦死ぬ💦-7500万
いい訳なしで最低トレード、年数回やってしまうやつ😭『読みは合っていても計画通り取引するという行動が伴わないと結局負ける』『ポンド下という思い込みを捨てきれない』『ルール破る』が招いた結果。さて、動画で偉そうな事言ってたから晒すのめちゃくちゃ恥ずかしいぞ😭奇跡🙏 pic.twitter.com/oNGzgJo8OH— Aki@FX 2億の損切で一旦墓場へ (@aki_fx1) 2019年1月17日
ポンド円を分析すると
赤い点線枠がAkiさんがトレードしていた箇所です。
①で一度売りで利益が出たため、再度上昇した段階でもう一度売りを入れたようです。
ここでトレンドラインを見てみましょう。3本のトレンドラインを引きましたが、一番上のラインまでは上昇する余地があると言えます。
二本目のラインは急激な下降トレンドに対するラインであり、Akiさんがトレードをしていたのはこのラインを抜けた後、もしくはライン付近になります。おそらく最初の利確の際にこのラインを意識したのではないかと思いますが、あまりに大きなロットで挑んだため、冷静な判断が出来なくなり、ラインを抜けた後も損切が出来なかったのでしょう。
Akiさん自身もルールを破ってしまったとツイートしており、その時に143.6付近が重要な節目になる事も予測しています。その時点で損切を決めていれば損失はまだ抑えられたでしょう。また、二月の末から三月前半にクライマックスが来ると予想していたのにもかかわらず、耐えられるつもりでいたのでしょう。しかし、二億という含み損は精神的にもかなりのダメージがあったことでしょう。
Akiさんの失敗から学ぼう
Akiさん自身のトレード方法に関して悪い点はロットを上げすぎた点が一番に挙げられます。
普段は寝る前にロスカットの設定をしているようですが、ここまで引きずるという事は、ロスカットラインは入れていなかった、もしくは途中で上げてしまったのかもしれません。
本人も言っているように、一度ルールを破ってしまった時点で気付けると本当は良いのですが、大抵はその時点で大きな含み損を抱えているため、冷静な判断は出来なくなります。
まず自分自身のルールを明確にし、シナリオ通りにならなかった時点で決済する事が非常に重要です。
ロットを上げたという事は自信があるという事であり、自信のあるトレードを損切するという自己矛盾が生じます。これが認知不協和です。
誰もが自分が行った行動と意思は合致させたいものです。
Akiさんが損切をしたくても出来なかった理由は、自分のトレードに自信を持ちすぎたからでしょう。人は間違いを犯す生き物ですから、自分自身を客観視し、自分の感情とトレーダーとしての意思決定を分けて考える事で、規律あるトレードが行えます。
どうしても損切ラインを明確にしていないトレードは損切りが遅れがちです。
損切は素早くするという大切さが良く分かりますね。
ただ損切が早ければ良いという訳でもなく、どこで損切りすれば良いのかも大切ですし、エントリーのタイミング、利確のタイミング、どこまで利益を伸ばせばよいのか、相場環境に合わせてどう対応していくかも非常に重要になってきます。
かなり奥の深いものが相場の世界ですから、しっかりとメンタル面にも気を使いつつ、技術を身に付けていく必要があります。
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