初めまして、為替王です。今回はFXで重要なルールを守るための方法を解説します。
これはFX初心者のかただけではなく、中級者レベル程度のかたでも、ルールが守れない事によって資産を減らしてしまう人が多いです。
それではルールを守るための方法を解説していきます。
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ルールを破ったら大切なものを売る
これは私が初心者の頃にやっていた事で、かなり効果絶大です。
例えば、大切な腕時計などがあれば、次ルールを破ったらこの腕時計を売る、と決めておきます。
そして、トレードをする机の上など、目に入る場所に置いてトレードをすると、ルールを破りそうになった時に、その腕時計の事を思い出し、
絶対に売りたくないという気持ちから、ルールを守る事が出来ます。
これを行う事で、ルールを破れば破るほど手持ちの大切なものが無くなっていくため、ルールを破る事で大切なものを失うという事が、無意識レベルで理解する事が出来るようになります。
画面の中の数字が減るだけでは、そもそも余裕資金でトレードをしているため、失っても全く問題ないと、無意識上は感じているのです。
だからこそ、無意識が嫌がるように、どうしても失いたくない物を賭ける事によって、ルールを破りたくないと、無意識レベルで思う事が出来るという事です。
もちろんルールを破ったら必ず賭けたものを売却し、売却するまで次のトレードはしないと決めてください。
かなり効果がありますので、ぜひ実践してみて下さい。
ルールを書く時は理由を明確に書く
そもそもなぜルールを守るのでしょうか。
そのルールを行う事で、メリットがあるからです。
例えば、指標トレードを行わないというルールがあったとしましょう。
その理由をかかずにルールだけ書いていても、人は忘れる生き物ですから、なぜやってはいけないのか忘れてしまうのです。
例えば、指標発表時は値動きが激しくなり、ロスカットされやすい、ギャンブルトレードをやりたくなってしまいやすい
などの理由をしっかりと添える必要があるという事です。
人間は、私達が思っている以上に馬鹿(本能に忠実)な生き物です。
自分は頭がいい、実力があるんだと過信してしまいやすいため、このように理由まできちんと説明がないと、すぐにルールを破るための理由を思いついて
ルールを破ってしまうのです。
また、ギャンブル依存症でも言える事ですが、FXトレードでも期待のホルモンである、ドーパミンが脳内で分泌されることにより、トレードをどうしてもやりたくなってしまうのです。
そして、負けた後などは特に、その損失を取り戻そうとし、ルール通りでなくてもトレードをしてしまったり、ロットを上げすぎたり、ポジションを持っていなくては落ち着かないポジポジ病に陥る危険もあります。
初心者の方は守らなくてはならないルールが沢山ありますが、まずは基本的なルールは習慣化し、身に付けていく事が大切です。
例えば、損切を必ず入れるという事は、エントリー後に癖のようにしておくことが大切です。
車に乗る時にシートベルトをするのと同じで、エントリーしたら損切の設定をする、と反射的に行えるまで習慣にしていく事が大切です。
ルールを書く時は否定形で書かない
これは心理学でいうカリギュラ効果というものです。
人は禁止されるとそれをやりたくなってしまうものです。
ダチョウ倶楽部の押すな押すな、というネタのように、あれはだめ、これはだめというルールでは、人は守るのが難しくなってしまうのです。
だからこそ、2つめで紹介した、理由をしっかりと明記する事が大切であり、子供に教えるつもりでルールを教えてあげるように書くことが大切です。
あれをやりなさい、これをやりなさいと言われた場合、子供でも反発してしまいます。
そうではなく、こうしたほうが良いよ、こうすると上手くいきやすいよ、というように教えた方が、納得感がありませんか?
これは他人とのコミュニケーションだけではなく、自分自身をコントロールする際にも使えるという事を覚えておきましょう。
情報を遮断する
例えば、有名なインフルエンサーがドル円は170円まで上がる!と言っていた場合、そこまで上がるのではないかと考えてしまう人もいるでしょう。
その結果、ルールの範囲外であってもポジションを長めに保有してしまったり、短期的な視点を忘れてトレードしてしまうということもあります。
そういった情報が頭の片隅にあるだけで、本来ルール通り取引するはずだったのに、別の事をやってしまうという危険性があります。
ツイッターなどの予想やアナリストの予想はもちろんはずれる事もありますから、うのみにせず、その人は今そう考えているんだ、くらいに思えば良いでしょう。
ある程度取引手法が固まっている段階であれば、そういった情報は一切遮断し、余計な情報が入らないように工夫をした方が良いでしょう。
もちろんそういった情報から学べることもあるので、勉強する時とトレードする時とで、メリハリをつけておくと良いでしょう。
ルール通り取引すれば勝てるという確信を持つ
これは、そもそもルールを設定しているのにも関わらず、その手法に根拠が薄かったり、
これで勝てるのか、と不安になるようであれば、全く意味が無いということです。
そのためにはしっかりと過去検証をしておく必要がありますし、あらかじめ勝てる手法を用意しておかなければいけません。
初心者の方であれば、勉強をしながらトレードをしているという事があります。
この場合、トレードをしてその都度反省していく事は大切ですが、その度にルールを変更したり、色々な手法に変更したりすると、いつまで経っても
その手法を極める事ができません。
そのため、この手法で勝てるという確信が持てるものが出来るまではリアルトレードはしない方が良いということです。
いかがだったでしょうか。
今回は多くのかたが悩んでいるルールを守る方法でしたが、これらの事をしっかりと頭に入れておけばルールを守る事は簡単になります。
ルールを守ろうと必死になることよりも、ルールを守れる仕組みを作るという事が大切という事です。