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XMの禁止事項と注意点まとめ
今回はXMで取引する上での禁止事項や注意点について説明します。XMで禁止事項とされていることを行ってしまうと「口座の永久凍結」「出金不可」といった罰則を与えられてしまいます。
また「レバレッジの制限」「ボーナスポイントの取り消し」などもありえますので、疑わしい行為は控えるように注意しましょう。
両建てトレードには注意する
XMは全てではありませんが、両建てに関しての禁止事項が多くなってます。両建てをしてしまうと禁止事項に引っかかってしまう可能性がありますので注意しましょう。どのような両建てが禁止されているのか詳しく解説します。
両建てが禁止になる理由
XMではゼロカットシステムを採用しているため、どれだけ損失が出ても口座資金がマイナス(0円以下)になることはありません。複数の口座を利用して両建てを行った場合、片方はゼロカットの対象となり強制ロスカットされ、もう片方は大きな利益が得られます。このゼロカットで出たマイナス分はXM側が負担することにるため、このような取引を繰り返されてしまうとXM側も大きな損失です。そのため複数口座で両建てする行為は不正行為として禁止事項の項目に入っています。
*同じ口座内での両建ては認められています。
両建て取引を認めていますか?
はい、認めています。1つの取引口座でポジションを両建ていただけます。両建ては、同じ銘柄で「買い」と「売り」両方のポジションを同時に開いた場合に 成立します。
FX、ゴールドおよびシルバーを両建てする際、両建てポジションの必要証拠金はゼロであるため、証拠金維持率が100%未満でもポジションを建てることができます。
その他すべての銘柄を両建てする際、両建てポジションの必要証拠金は50%です。最終的な必要証拠金が口座の有効証拠金の合計以下となる場合にのみ、新規に両建てポジションを建てることが可能です。-XM公式ページより引用
禁止事項1.複数口座を使った両建てトレード
XMでは1つのIDで8個の口座を作ることができます。「Aの口座では買い」「Bの口座では売り」といった取引の仕方は禁止されています。
例1:スタンダード口座でドル円買い、マイクロ口座でドル円売り
例2:スタンダード口座でポンド円買い、マイクロ口座でポンドドル売り
例2ではポンドを買って円を売る、ポンドを売ってドルを買うヘッジ取引に該当し禁止となります。
禁止事項2.他のFX業者との両建てトレード
「XM側では買い」「Titan側では売り」のような取引も禁止されています。複数のFX業者を利用している人は知らない間に両建てになってしまう可能性がありますので注意しましょう。
他の業者との両建てが発覚する理由は取引をした時に「ログ(記録)」が残るからです。MT4やMT5では不正防止のために「ログ」を残していると言われてます。また他のトレーディングツールでもさまざまなシステムを構築して不正防止対策を行っています。Pips数が少なかったり利益が出ていなければ指摘される可能性は低いと思いますが、出金拒否や口座凍結のリスクがありますので注意しておきましょう。
禁止事項3.グループ内や仲間内での両建てトレード
数名で口裏を合わせて両建てをするのも禁止です。「Aグループは買い」「Bグループは売り」といった両建て取引を行い、取引終了後に利益を分ける行為は禁止されているので避けましょう。
もちろん友人同士で互いに逆のポジションやヘッジとなる取引を行った場合も同様です。
ゼロカットを利用した両建てに関しては全て禁止事項となっています。XMのサービスの抜け穴を突くような取引は全て対策されていると思った方が良いでしょう。
裁定取引には注意する
XMではいかなる裁定取引も禁止されています。裁定取引とは同一価値のある物を、地域や需要によって金額が違うことを利用して利益上げる取引のことです。
裁定取引の例
- A地域では水が1リットル1円
- B地域では水が1リットル10円
- A地域で購入してB地域で販売する。利益は9円
禁止事項4.他のFX業者との価格差を利用した裁定取引(アービトラージ)
FXでは同一価値のある通貨や商品が一時的なレートの歪みにより、他のFX業者との価格差を発生させてしまうことがあります。
例えばドル円の価格が「TitanとGemForexでは108円」で取引されている時に「XMでは107.9円」で取引されているといったことが発生することがあります。
このようなケースではXMのドル円がレートの歪みで価格がずれていると判断できます。レートの歪みでずれた価格は他の業者と同じ価格に戻ります。
仕組みをわかっていれば価格が動く方向が事前にわかると言えるでしょう。XMでは他のFX業者との価格がずれている時に取引すること(アービトラージ)を禁止としています。
自動売買やAIを使って裁量取引をすることも禁止されてますので設定には十分注意しましょう。
ボーナスポイントやXMP(XMポイント)を不正で受け取る行為
XMでは利用者が少しでもお得に取引できるようにさまざまなポイントを用意していますが、これらポイントを不正に受け取る行為は禁止されています。
禁止事項5.口座開設時に不正を行う
XMでは口座を開設すると口座タイプによって(マイクロ口座とスタンダード口座)ボーナスポイントが貰えます。本来1度きりしかボーナスポイントはもらえませんが、個人情報を偽れば複数のIDを作成することができます。ボーナスポイントはXMの中でも大きな魅力の1つですが、何度も受け取るような登録の仕方をするのは不正行為となります。そもそも同一の名義で複数登録をすると、身分証の確認や入出金の際にバレる可能性が高いので辞めておきましょう。
禁止事項6.XMP(XMポイント)を稼ぐための取引を連続して行う
XMPをすぐに稼ぐための取引方法は「両建て」です。XMでは同一口座内での両建ては禁止されていません。両建てをすれば必要証拠金はゼロで大きなロット数を購入することができます。
XMでは一定時間以上の取引をすると購入したロット数に対してのXMPが貰えます。1度の両建てで「買い」「売り」の2つを購入できるので、XMPが貯まる速度も倍になります。また両建てなので、取引するタイミングによっては損益はゼロに近い状態で取引を終了することができると言えるでしょう。
結果的には多くのXMPが貯まるだけになりますのでXMでは「XMP狙いの両建て」に関しても禁止事項となります。
ただし通常の両建ては禁止されているわけではありませんので、「意図的に両建てをした」と判断された時のみ警告される可能性が高いです。どちらにしても両建てにより何度も決済を繰り返してXMポイントを稼ごうとしても、スプレッドや細かい変動により中々稼げないのが現実ですので辞めておきましょう。
7.AIを使用した取引や超高速取引は禁止
自動売買等は問題ありませんが、特殊なAI(人工知能)を使用する取引や、外部のシステムを利用した超高速取引などは禁止されています。
基本的に通常の取引をしていればルール違反になる事はありませんが、特殊な稼ぎ方をしようと思っている方は、一度XMサポートにお問い合わせをして禁止行為に該当しないか確かめておくと良いでしょう。
禁止事項以外での注意点
FXは時間帯によって価格が大きく変動します。XMで禁止とされているわけではありませんが、不正の対象とみなされやすい時間帯がありますので紹介します。
不正の可能性があるとみなされた時は「ボーナスポイントのカット」「レバレッジの制限」などのペナルティを受けることもありますので注意しましょう。
経済指標が発表される前後
経済指標が発表される瞬間は多くの投資家が一斉に取引を開始する可能性があるので、サーバーに負荷が掛かり、「接続遅延」「レートエラー」が起こりやすくなります。
不具合が起こりやすい時間帯にゼロカットを利用したような取引を行うと不正の対象とみなされますので気を付けたほうが良いと言えるでしょう。
公式でもニュース発表時での取引は可能となっていますが、あからさまなゼロカット狙いの取引をするとペナルティを受ける可能性があるので注意しましょう。
ただ私も経済指標時にトレードを何度も行っており、未だにそのような注意を受けたことは無いため、強制ロスカットを前提とした取引でなければ問題ないでしょう。
月曜日の朝を狙った取引
月曜日の朝にはチャート上に「窓」と言われるすき間ができます。土日に市場が閉鎖して取引が行われないために発生するものですが、金曜日の市場が閉鎖する寸前にゼロカットを利用して大きな利益を上げることが可能です。
黄色の丸あたりで大きなロット数を購入します。結果が分かるのは月曜日の朝ですが、「買い」で取引をしていればゼロカットとなりマイナスは最小限です。「売り」で取引していれば大きな利益を出すことができます。
窓埋めを狙う取引自体は禁止ではありませんが、複数回、集中的に狙うなどの行為があった場合は、何らかの措置を受ける可能性があるので気を付けましょう。
XMで禁止されていないこと
他の業者で禁止事項に記載されていることでもXMでは許されていることがいくつかありますので、紹介します。
スキャルピング
XMではスキャルピングに関しての禁止事項は一切ありません。しかし10分以上ポジションを持たないとXMPが貰えないので、XMPを視野に入れながら取引をしている人にとっては不利と言えるでしょう。
複数の口座で自動売買を行うこと
「両建て」「裁量取引」などに注意すれば複数の口座で自動売買(EA)を使用することは可能です。
ただし設定しだいでは禁止事項に引っかかる可能性がありますので、慎重に設定を行いましょう。
XMのサービスを悪用しなければ罰則を受けることはない
「ゼロカットシステム」「XMP」「ボーナスポイント」などはXMがお金を負担して利用者の満足度を上げようとしているサービスです。
それらのサービスを悪用した手法はすべて禁止事項になっているという認識でいましょう。
投資をするからにはリスクは伴いますが、サービスを悪用したリスクヘッジは悪質な行為で、XMで2度と投資をすることができなくなる可能性もあります。
サービスを悪用するやり方ではなく、技術をしっかりと磨く事が大切ですので、正当な勝ち方を学んでいきましょう。