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NFT詐欺に要注意!
昨今話題のNFTですが、詐欺の数がかなり多いのも現実です。
NFT自体が詐欺なのではなく、それらを欲しがるニーズが多いことから詐欺を行う人が多いだけですので、取引するには十分注意が必要です。
この記事では詐欺に遭わないためのNFTの知識を解説します。
メタマスクのパスワードやシードフレーズを他人に教えない
Open Seaなどのプラットフォームと接続するのに必要なのがメタマスクなどのウォレットです。
このようなウォレットにはシークレットリカバリーフレーズ(シードフレーズ)のようなものが用意されており、これらを使用することで復元することができます。
しかし、これを他人に教えてしまうと、ハッキングの被害に遭い、中身の仮想通貨やNFT資産を全て抜かれてしまう恐れがあります。
唯一教えても良いのはメタマスクのウォレットアドレスだけです。
ツイッターなどのGiveaway企画などに参加する際に、ウォレットのアドレスを記載するように求められる事がありますが、これはそのウォレットにNFTを送付するために使用するだけで、これだけでハッキングする事は不可能ですので、これは提示しても問題ありません。
しかし、海外のバスケット選手がミュータントエイプヨットクラブを購入し、それをツイッターで自慢したところ、ハッキングの被害に遭ったという事件もありました。これはどこからかメタマスクの情報などが漏れたと考えるのが妥当ですが、あまり有名な人が公に自慢をするのは、リスクが高いと言えるかもしれません。ツイッター等のプロフィールアイコンにするのが流行ってはいますが、もし本当に気をつけたい人は、ウォレットのアドレスすら開示しないようにすると良いかもしれません。いずれにしてもパスワード等の保管はきちんと行う必要があります。
ツイッター、DiscordでのNFT詐欺
ツイッターやDiscordでは偽物アカウントが多数存在します。
アイコンが同じで公式マークが付いている偽物すらあります。
例えばこちらは人気NFTのDoodlesの詐欺アカウントです。
フォロワー数が16503人、スペースDoodlesの発表を控えている事を利用し、ミントを促す詐欺URLのツイートが812件もリツイートされています。さらに、コメント欄はフォローしている人のみが投稿することが出来、全てサクラアカウントで「ミントをありがとう」などのコメントで溢れています。非常に巧妙な手口です。下のコレクションのURLだけは本物なので騙されてしまう人も多いでしょう。
実際にその偽物URLにアクセスすると、かなりクオリティの高いサイトがありました。
11111体のうち既に10978体がミントされていると表示されており、焦らせてウォレットを接続させるという手口です。
そもそもSpace Doodlesはミントによって手に入れるものではなく、Doodles保有者が選択して切り替えるものですので、そこの情報を知らない人は騙されてしまうのでしょう。そもそもまだ公式に発表もされていません。
そもそも、このURLを見ると、doodles.doとなっています。公式サイトはDiscordのofficialリンク内に記載されているので、そこから入るようにしましょう。
また、公式ツイッターの発表以外の情報は信用しないようにする事が大切です。
このような手口はDiscord内でもよくあります。
例えばプレゼント企画に当選してレアなNFTが当たると言ったものも詐欺が多いですし、相手側からDMが来たものは全て詐欺と思った方が良いでしょう。
NFTをミントする場合に関しても、運営元が信頼できるかなど、事前にホームページやアカウントを隅々までチェックしておくと良いです。
ギブアウェイ企画をたくさん行っているアカウントは、そういった事をしないとリツイートされないNFTですので、将来性はありません。
お金が儲かりそうという理由だけでNFTアートを購入するのは、詐欺プロジェクトに当たる可能性が高いため、避けた方が良いです。
本当にその絵に魅力を感じ、プロジェクトに共感した場合だけ購入した方が良いでしょう。
初めは普通に運営を行っていても、NFTが売れたらそのまま運営せずに逃げてしまうという事例もありますし、ただ単に投資家の期待を裏切られて価格が下落して、無価値になってしまうという場合もあります。
他にはそのアートが盗作であったり、偽物のアカウントである場合もありますので、NFT名とscam(詐欺)等のワードでツイッターやGoogleで検索しておく事も必要です。
ある程度ネットのリテラシーが高い人であっても、巧妙な手口には引っかかる可能性は高いので、十分に注意する必要があります。
特に英語が苦手な日本人は詐欺に遭ったという声が多発しています。