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MT5、PCでの使い方を現役プロが解説!
今回はMT5の使い方PC版の解説をします。インストールから注文方法まで使い方を徹底解説していきます。基本的な注文方法はこれから先トレードをしていく上で欠かせない操作なので、しっかりと覚えておきましょう。
MT5のインストールとログイン方法
まずはMT5のインストールとログイン方法について解説していきます。
MT4との違いは新たな機能が加わったことや、何より動作スピードが速くなったことにあります。また時間足は9種類から21種類になりました。最新版のプラットフォームであるMT5を使用する事をお勧めします。早速ダウンロードをしていきましょう。
PC版MT5のインストール手順
XMでPCのMT5を使用する場合はXM専用のMT5が必要です。
パソコンはWindowsPC、MacPCのどちらも使用可能です。
まずはこちらをクリック→PC版MetaTrader5ダウンロードページ
こちらの画面に入るのでダウンロードをクリックします。
保存をクリックします。
フォルダーを開くをクリックします。
するとXM Trading5 Setupファイルがダウンロードされていますのでそちらをクリックします。
しばらくするとこのような画面になります。
ライセンス同意書を読み、次へをクリックします。
みんなと腕を組みしばらく待ちましょう。
これでPC版XMのMT5のインストールが終了しました。
おじさんと握手をして完了をクリックしましょう。
それではデスクトップにあるMT5を開きましょう。
このような画面になりますので次へをクリック。
ここでXMのリアルアカウントまたはデモアカウントのログインID、パスワード情報を入力します。まだ口座開設をしていない方は口座を開設しておきましょう。
入力出来たら完了を押します。
ログインできない場合は、もう一度XMのIDとパスワードを確認するか、どうしても出来ない場合はもう一度XM公式ページよりログインし、パスワードを忘れてしまった場合はもう一度アカウントを作り直しましょう。
MT5・PC版の初期画面
ログインが出来ましたら、このような画面になります。
四つのチャートが開かれていますので、右下にあるUSDJPY以外のチャート画面、右上の×を押して閉じてしまいましょう。
閉じ終わったらUSDJPYだけが残りますので、×の左側を押して画面を広げましょう。
こうする事で一つの通貨をじっくりと見ることが出来ますね!
MT5・PC版のチャートの設定
初期設定ではバーチャートと言って、海外で使われているチャートの形ですが、日本生まれのロウソク足の方が見やすくてお勧めです。
赤丸の部分がロウソク足の切り替えボタンです。その右にはラインチャートの切り替えも出来ます。バーチャートとラインチャートはほとんど必要ないと言っても過言ではないでしょう。
MT5・PC版の時間足設定
次のチャートを色々な時間軸に変更するためのボタンを追加します。
左上の表示を選択し、ツールバー、時間足設定を押します。
このように時間足の切り替えが行えるボタンが追加されました。
M1=1分足、M5=5分足、H1=1時間足、D1=日足、W1=週足、MN=月足を表します。
チャート分析の時によく切り替えを行うので覚えておきましょう。
個人的には、M1、M15、H1、H4、D1、W1をよく使用します。
ちなみに、PC版ではこれ以外の時間足も追加できます。その場合、時間足のボタン上で右クリックをし、カスタムを選択します。
追加したい時間足を左から選択し、挿入を押す事で新たなボタンが追加されます。
削除したい場合は右の枠から選択し、削除をクリックします。
MT5・PCでの画面の見方
チャートの見方としては上記の画像をご覧ください。
値段が表示されている部分をドラッグして上下に動かすと、チャート画面が上下に拡大、縮小が出来ます。
時間が表示されている部分をドラッグして左右に動かすと、ズームすることが出来ます。
これらを動かしてチャートを見やすくしましょう。
ロウソク足とは別に下の所にあるものはオシレーターと言います。
デフォルトではMACDとなります。
表示されているオシレーターやインジケーターを削除する場合は画面上に表示されている上で右クリックをし、インディケーターを削除をクリックします。
MT5・PC版、過去チャートを見る時に右側に戻ってしまう場合
過去チャートを見る時は◀キー、又はマウスをドラッグして右側に動かします。
その際に画面が現在レートの右側に戻ってしまう場合は、自動スクロールがオンになっていますので、オフにすると長い間過去チャートを見る事が出来ます。
MT5・PCでの注文方法
チャート上で右クリックをし、ワンクリックトレードを選択。この時ワンクリックトレードが押せない場合は、チャート上のUSDJPY,の表示の横に[.]ピリオドがついていないと思います。
USDJPY.,がついているものがXMのZERO口座専用のものになるので、ZERO口座ではない場合は普通に押せると思います。
ZERO口座の場合は、ファイルから新規チャートを選択、USDJPY.を選択。ピリオドに注意。
MT5・PCでのワンクリックトレード設定
画面を右クリックでワンクリックで注文(成行注文)できるようになります。
利用規約に同意して完了します。
これでSELL、BUYボタンが表示され、ボタン一つでトレードが出来るようになりました。
一番初めにクリックすると同意文が出ますので、試しに一度押しておきましょう。次回からワンクリックで注文が執行されます。
真ん中の数字はロット数量を表していて、1.00ロット=10万通貨になります。通常国内口座で言う1ロットは1万通貨ですので、国内口座から海外口座に移行された方はお間違えの無いように気を付けましょう。
それでは実際にBUY(買う)ボタンを押してみましょう。
MT5・PCでの決済方法、損益表示の解説
右下に損益の表示が出ます。
×ボタンを押すと決済が出来ますので、プラスになったら決済すれば利益が確定します。
損の時にも決済でき、その場合は損切となります。
ターミナル表示の意味
残高:
持っているポジションの損益を含まない残高です。
注文前の残高と考えると分かりやすいです。
有効証拠金:
保有したポジションの損益も含めた金額です。
必要証拠金:
保有したポジションで使った金額になります。
余剰証拠金:
有効額から証拠金を差し引いた金額です。ポジションを新たに追加する場合はこの金額から取引を行います。
証拠金維持率:
有効額に対する証拠金の割合になります。
この割合が20%以下になると、強制的にポジション決済になってしまうので注意が必要です。
ロットを上げすぎたり、ポジションを増やしすぎないように気を付けましょう。
決済が終わったら、口座履歴から損益を確認できます。
ここまで出来れば基本的な取引は可能です。
ぜひ頑張ってみてください。
MT5・PCの指値、逆指値注文の仕組みとやり方
MT5で予約注文をする場合、「この価格まで下がったら買いを入れて欲しい」というような時には「指値注文」を使います。逆に、「この価格まで上がったら買いたい」という時には、「逆指値注文」を使います。とても便利な注文方法なので、しっかりと覚えておきましょう。
まずは画面上にある新規注文を押すか、キーボードのF9を押して注文画面を表示させます。
他にも、チャート画面上で右クリックを押して、プライスボード→新規注文でも大丈夫です。
こちらが発注画面です。
タイプを選択するとカウントダウン注文、指値注文とありますので、指値注文を選択します。
カウントダウン注文とは市場の価格で約定することを表しています。今すぐ買いたいという場合には下の成行買い、成り行き売りボタンを押すことで注文することが出来ます。
MT5で指値注文が出来ない場合の対処法
指値注文や逆指値注文が出来ない原因の一つとして、ストップレベルと言って、現在価格から指定した値幅までは指値注文が行えないようになっている仕組みがあります。これは各FX業者によっても異なりますし、通貨ペア毎に設定されている場合もあります。
そのため、もしこれに該当している場合は、現在価格よりもある程度離したところで発注をすれば注文が通るという事です。
他に原因があるとすれば、口座残高が足りていない、レバレッジが1倍になっている、などが挙げられます。
MT5・PCの注文方法の種類を解説
注文タイプを指値注文に設定するとこのような画面になります。
指値注文の種類
Buy Limit=買い指値注文→現在レートより安い値段で買いたい時。
Sell Limit=売り指値注文→現在レートより高い値段で売りたい時。
Buy Stop=逆指値買い注文→現在レートより高い値段で買いたい時。
Sell Stop=逆指値売り注文→現在レートより安い値段で売りたい時。
このようにLimitは指値を表し、Stopは逆指値を表します。
Stop Limit注文は、設定した価格に達した時、指値注文を自動でストップリミット値に設定してくれるという複雑なものになります。あまり使わないので覚えなくても良いでしょう。
MT5・PCでの取り引き実用例解説
それではBuy Limit注文をしてみましょう。
タイプをBuy Limitにし、価格を現在レートから最低4Pips離したところに設定します。近すぎる場所には予約できないので注意しましょう。
この時、損切のライン(ストップロス)と利益確定のライン(テイクプロフィット)も設定しておいて構いません。ここで設定しておくことで、自動的に損切、決済も指定した値段で行ってくれるようになります。
日付の指定をする事で、予約注文の有効期限を決めることが出来ます。
当日のみにすると、その日限りで予約注文が約定しなかった場合、その予約注文は取り消されます。日時指定をすると、日時と何時何分に予約が取り消されるか設定することが出来ます。
その際は有効期限を選択して指定します。日付指定は日付のみの指定になります。
コメントを入力しておくと、後からどんな注文をしたか確認する事が出来ます。コメント枠にコメントを入力し、注文をします。
このままだとコメントは表示されないので、ターミナルの表の上部分を右クリックし、表示列→コメントにチェックを入れます。
すると、ターミナルにコメントが表示されるようになります。複数の予約注文をする時などに分かりやすいですね。
設定が出来たら注文を押します。もしこの時注文が押せなかった場合、どこかの値段が現在レートに近すぎることなどが考えられます。値段や利確、損切りの値段が正しいか確認しましょう。
注文を入れると、ポジション画面右下にplacedと表示されます。
これは予約中でまだ約定はしていないという状態です。
約定されると損益表示に変わります。
これで予約注文は完了です。
仕事で忙しくてチャートが見れない時や、少しでも安い値段で買いたい時などに効果を発揮する注文方法です。
指値、逆指値を上手く使いこなすことで、チャートに張り付かないトレーダーになれますね。
是非色々な注文を試し、自由自在にMT5を使えるようになりましょう。
ちなみに、エントリー時にあらかじめ指値と逆指値を設定できるツールもあります。
私が監修した最強のツールをぜひ使ってみて下さい。
MT5・PCでのインジケーター設定方法
それでは、次はFXのチャート分析に役立つインジケーターの設定方法を見ていきましょう。
インジケーターを使用することによって、相場の分析がしやすくなったりします。
様々なインジケーターがあるので、色々試してみましょう。
まずチャート左側のナビゲーター画面から、インディケータを選択。
色々なファイルがありますが、まずはトレンド系を選択してみましょう。
今回は一番使われているインジケーターである、移動平均線を表示させてみましょう。
Moving Averageを選択。
するとパラメータ画面が表示されます。
ここでインジケータの設定が行えます。
まずはそのままでいいので、OKを押してみましょう。
こちらが移動平均線を表示させたチャートです。
期間は10で設定していたので、10日間の平均値が表示されています。
こちらはポンドドルの15分足です。
移動平均線は上向きなので上昇トレンドです。
ただしロウソク足が移動平均線の下に割り込んでいます。
つまり、過去10日間の平均よりも安い状態になっていると考えられます。
このまま上昇トレンドが終わり、下降トレンドに転換するのか、もしくは買い圧力が強まり、
押し目を付けて上昇していくのかという事になります。
つまり、どっちに進むのか分からないという事です。
インジケーターだけで値動きの全てが分かるという事ではありません。
ただ分析の判断材料の一つになります。
先ほどの値動きはこのように進んでいきました。
上向きだった移動平均線が一旦横ばいになり、価格は一度は落ちたものの、また上昇の兆しを見せています。
ここで押し目を付けて上昇すると判断するならば、買いの判断をしても良いと言えるでしょう。
その後勢いよく上昇していきました。
MT5・PCでのインジケーターの削除方法
それではインジケーターの削除の仕方です。
チャート上で右クリックをします。
インジケーターリストをクリック。
Moving Averageを選択し、削除を押すと削除できます。
これで色々なインジケーターを試してみるといいでしょう。
複数同時に表示させることも可能ですが、たくさん表示させすぎるとかえって見にくいので気を付けましょう。
他にもオシレーターで有名なものは、RSI(Relative Strength Index)売られすぎ、買われすぎを判断するものです。
こういったオシレーターとトレンド系を組み合わせて使う事も多いです。
詳しくはまたどこかで解説します。
色々試してみて、自分に合ったものを使用しましょう。
全く使わないという選択もあります。
PC版MT5の使い方や分からない事があればコメントいただければと思います。
こちらにもPC版の関連記事がありますのでご覧ください。
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